日本人は他国に比べて自己肯定感が低いっていう
データがありますよね。
ざっくりだけど、
アメリカやフランスが80%代に対し、
日本人はその半分くらい?40%代です。
かなり違うよね。
他にも
アメリカの若者が「自分自身に満足している」
と答えた割合が86.0%であるのに対し、
日本は45.8%
これもすごい違い。
つまり、日本人は自己肯定感が低いだけでなく、
自分に満足していない
だから競争することによって、満たされたいってこと。
そういう欲求がダンスにに出ている
承認欲求、そして「我」の強さがすごい!!
ところが競争しても、競争しても、、その欲求は満たされないまま・・・
なぜなら、
自分で自分のことを満たせないために、
承認欲求で、
誰かに認められたいという意識が強いから、
プロになりたい、
バトルに勝ちたい、
結果、大きく見せたり、綺麗に見せたり、
魅せることばかりに夢中になり
意識が完全に外側へ向かう一方、
その解決方法が見つからない
自分の心と向き合うことの大切さに気づいていない
ズバリ
アート・芸術性がないんです。
これからの時代は
繁栄しないと思います。
ダンスはフィジカルよりも精神性の方が8割しめています。
私は、新しい価値観の提案や進化のために
「アーティストマインド」の重要性
をこれからも伝え続けたいと思っているし
その仲間を増やして
一緒に活動したいと思っています。
日本の文化、教育、根深いところから
自己肯定感の低さや
承認欲求の強さはやってきています。
例えば、ポジティブシンキングも捉え方が
根本的に違うんです。
嫌な出来事、悪い出来事、
傷ついた出来事に対して、
前むにき捉えるということではないし、
感謝して受け止めるでもない
▶これらは結論
嫌な出来事、悪い出来事、傷ついた出来事に対して、
しっかり嫌な思いをして、
しっかり、なんだ〜これは〜?!って内省して
しっかり傷ついて
しっかり落ち込むこと
これが即、
癒しになる=エンライトメント
諦める=明らめる
になる
悩み=闇
に光を当てて明らかにする
こういう思想があります。
代表的な啓蒙思想家には、
フランスのモンテスキュー、ルソー、ヴォルテール、ディドロなどがおり、
イギリスのジョン・ロック、ドイツのイマヌエル・カントなども
この思想に大きく影響を与えました。
特に日本人に多い傾向
「原因より改善策に注目」型ポジティブシンキング
の限界
Googleなどでよく見かける
「原因よりも改善策に注目する」
「前を向く」という説明は、
一見前向きですが、
実際には「感情を無視する」危険性をはらんでいます。
失敗や傷つきに「意味付け」する前に、
感情をスキップしてしまう
つまり、「痛みを感じない=成長した」
と
勘違いする
その結果、“見て見ぬふり”のポジティブ”になりやすい
これは「抑圧型ポジティブシンキング」と呼ばれる状態で、
一時的には前向きに見えても、心の中には「未消化の痛み」が残り、
後で反動(燃え尽き、自己否定、感情の麻痺)として出てくることがあります。
「感情よりも成果」文化の影響:日本
日本社会では、
幼少期から「感情を出さずに我慢する」
「空気を読む」ことが美徳とされます。
そのため、
悲しい・悔しい・怒りといった感情を「迷惑」や「弱さ」と捉える。
問題が起きたときに「次どうする?」と即座に改善に走る
という反射的パターンが根付いています。
これが「感情を経由しないポジティブ」を生み、
表面的には「前向き」でも、
内側では感情が未消化のまま残り、
後から「燃え尽き」「無気力」「自己否定」などにつながることがあります。
これがクリエイティビティーや
ミュージカリティが体現できない原因です。
感情を経由するから生まれるもの。
感性が育つ。五感・六感が目覚める瞬間がここに。
【「原因を探す=責任追及」と捉える文化 】
本来、「原因を探る」は自己理解の行為であり、
「責任追及」ではなく「学びの整理」であるべきです。
しかし日本では、
それが「悪いことをした人探し」
にすり替わってしまうことが多いのです。
日本型ポジティブの課題とこれからの方向性
日本型ポジティブは、
社会的には秩序や努力を保つ力がある一方、
個人レベルでは「内側の声を置き去りにする危険」を含んでいます。
だから内省ができないんです、しているつもりでできていないんです。
できていたら、音が聴こえるはずだから。
今後大切になるのは:
感情を抑えるのではなく、「感じ切ってから」次に進む
原因を「責任」ではなく「理解」として扱う
改善策は「自己否定」ではなく「自己成長」として選ぶ
つまり、「心のプロセスを通った行動的ポジティブ」への進化が必須です。
さて・・・・
いかがでしたでしょうか。
ポジティブシンキングの捉え方を間違えると、
「抑圧型ポジティブシンキング」になります。
ダンスの表現力で大事な
クリエイティビティやミュージカリティの感性、能力(脳みそ)に
蓋をしてしまうんです。
自己肯定感を上げたい方、
自分を満足させたい方、ぜひ何度も読み返して、
「感情を経由する生活」を過ごしてみてくださいね。
小さなことからコツコツと、生活の中でと練習するといいです。
血が通うコミュニケーション能力が身についてきます。
するとダンスに変化が起こります。
そもそもダンス本来のの目的は社交、交流ですから。
ぜひ実践してみてください。

