前回のブログで、

私の夫である、アフリカ人ダンサーのChicoは、みえないものを見るチカラがあります。

日本人の多くは、音が聴けてない・・・・・と言うのです。

これはよく言われる、黒人のリズムの話に繋がる話です。

Chicoは、多くの日本人が、自分は聴けていると思っているし、それもあってか、こういう話に興味がない。

と分析しています。

大きなバトルに出かけるほどにそれを感じると言います。

と、お伝えしました。

【聴こえない音が聴こえるようになる】

実は、アカデミーふぇちゃるまのクライアントさん達も、みんな、「自分は聴こえている」と思っていました。

「日本人の多くは、自分は’’いい’’と思っているよね」と、Chicoが日本に住み始めてすぐに分析していましたが、

これが、「自分は聴こえている」と思っている。

・・・ということだったんです。、、かと言って、外国人なら聴こえているのか?って言ったら、実はそうでもないんです。これはまた別の機会にお話しします。

世界では自己肯定感が低いと言われている日本人、

その割に、自信過剰である、

が、、、自意識過剰でもある。

は〜、、、、、、なるほど・・・・・

フランスで5年暮らし、その後アフリカに移住し2年弱の間、

私は、生活を通して、ずいぶんと自分を見つめ直し、脱皮を繰り返してきました。

Chicoと結婚してからのこの5年間も、随分と変化させてもらえるような、気づきにつながる出来事がたくさんありました。

そのおかげもあってか、私の五感、六感は、以前に比べると、だいぶ目覚めてきたと思います。

芸能人の元夫は、アウトドアの達人として昭和世代の方によく知られていますが、

その元夫が、人間は便利で快適な生活ばかりしていると、五感、六感が目覚めなくなると言っていました。

多くの日本人はここに当てはまると思います。

アフリカのようなサバイバル、90年代の治安の悪かったニューヨークや、フランス、特にパリのような治安が悪く危険な地域も、日本はそう多くないです。

つまり、危機感がなく、安心、安全な生活ばかりしていると、五感、六感は目覚めないということなんですね、生きるチカラが育まれない。

日本人の「幸せボケ」とは、こういうことなんです。

例えば、聴力は、便利で快適な都会に住んでいると「フィルターがかかる」と

これは、脳科学の先生が言っていましたが、「安全設定」の働きでもあるんですね。

細かい音まで聞いていたら、雑音が気になって生活しずらいですですから。

ところが、

自然の中、森の中で、目を閉じて大地に寝転がり、耳を澄ませると、

自然の音、風の音、虫の声が、時間が経てば経つほど、よ〜く聴こえるようになります。

これが、’’フィルターが外れる瞬間’’です。

このスイッチのON・OFFがどこでもできるようになるといいですね。

ダンスする時と、日常生活モードと、自分でコントロールできるようになります。

アカデミーふぇちゃるまのレッスンでは、個人差はありますが、

大体、6ヶ月〜9ヶ月程度で、五感、六感が少しずつ目覚めて、今まで聴こえなかった音が聴こえるようになってゆきます。

便利で快適な生活から脱するんです。コンフォートゾーンから抜け出すチャレンジをするんです。

まずは、「知識」。

学ぶこともチャレンジです。

そして五感を目覚めさせるために、サバイバルな生き方が必要です。

リスクテイカー、チャレンジすること、

脳をよく使うこと、いっぱい考えて、アウトプットすること(黄金比:3インプット・7アウトプット)

呼吸・瞑想すること、などなど9つの習慣を提案しています。サバイバルな生き方です。

ダンスは肉体を使います。フィジカルです。

肉体の進化は、肉体を鍛えればいいと、ダンスの進化は、ダンスの練習をたくさんすればいいと、多くの人は思っていると思います。

残念ながら、そうではないのです。

脳の筋トレみたいなものが必要なんです。脳をたくさん使うということです。潜在意識に関わります。

ダンスは、8割がメンタルとはそういうことです。

「知識」を得て、世界観を構築することが重要です。これも五感、六感を目覚めさせる方法のひとつです。

マインドが、肉体を大きく成長させ、進化させる鍵を握っています。

五感、六感を磨いて、感性が変わらないと、肉体は進化できないんです。

アカデミーふぇちゃるまが提供しているアーティストマインド(マインドセット)や歴史は、

ダンスの本質を理解したり、コミュニケーション能力や自己肯定があがるだけでなく、

五感、六感を目覚めさせ、肉体を大きく進化させてくれます。

年齢は関係ないんです。これらも知識。

固定概念が外れて、限界突破できるんです。

特に日本人は固定概念が強い方が多く、そこで苦しんでいると思います。(ここに気づいていない方がほとんどです)

先ほどの「幸せボケ」の話とと共通しているのが、

「この世が終わった」のを知らないのは日本だけだ」資本主義、民主主義が終わりバブルは崩壊する。

これは、2025年3月8日の東洋経済の記事です。

この事実に気づいていないのは、世界で日本だけである。

2月28日の「トランプ・ヴァンス・ゼレンスキー会談」で、この世の終わりがすでに来たことを、世界は目の当たりにし、世界は覚悟を決めたのである。

「大分岐」の時代

人類の未来が、現在の選択によって決定的な違いを迎える「大分岐」の時代に入ると指摘されています。これはもう、2020年頃から始まっています。

この時代には、「サイバー独裁」や「デジタル封建制」といった新たな社会形態の到来が予測される一方で、「より人間中心的な社会への移行」の可能性も探られています。

具体的な時期の予測

一部の予測では、2030年頃から資本主義が終わりを迎え、2050年頃には過去のものとして認識されているだろうと述べています。

次なる社会の可能性

資本主義に代わる、情報テクノロジーによって変容する新しい経済社会への移行が大胆に予言されています。

この移行は、単なる経済システムの変化だけでなく、「人間社会のあり方そのものを根本から変えるもの」になると示唆されています。

これまでの時代は終わり、お金のために働く時代も終わりを迎えます。

新しい時代に向けて、価値観を変えてゆかないと繁栄ができない時代、それは、ある意味、サバイバルな生き方と共通します。

今、準備しないと、もう間に合いません。

人間社会のあり方が変わるんです。

アカデミーふぇちゃるまのカリキュラムは、2011年頃から、このタイミングに向けて準備してきました。

・・・ミュージカリティーの話に戻しますが、

これらを学び、体験し、腑に落ちることが増えてくると、「今まで聴こえなかった音が聴こえるようになってくる」んです。

聴こえるようになると、「今までどれだけの音が聴けてなかったか」が、よ〜く理解できます。

聴こえない音が聴こえるようになり、感じる力が育まれるプロセスが、黒人のリズムを習得するプロセスになってゆきます。

「アフリカ人ダンサーのChicoは、みえないものを見るチカラがあります」と冒頭でお伝えしましたが、

この視点が理解できるようになると、

ミュージカリティがあるダンサーと、ミュージカリティーがないダンサーの見分けが、ハッキリとできるようになります。

この瞬間、信念体系が大きく変わったことに気づきます。

これまでと、生きている世界が、全然、別世界のような感じになるんです。

前々回のブログで紹介した

👉アフリカ人のChico✖️Keiko舞(アフリカ✖️フランス✖️日本)が考える

【ミュージカリティ(二重の音楽性)】

の具体的に言語化したもの

〜二層構造のまとめ〜

◆一重目(可視的/身体的な層)

  • 足でリズムを刻む(ビートを確実に捉える)
  • 腕や胴体でメロディーを奏でる(旋律を視覚化する)
  • アイソレーションで音を分解する
  • ミルフィーユのように音を積み重ねる(ポリリズム的感覚)
  • 音の移り変わりに寄り添う(例:ピアノ → ベースへの変化を身体で追う)
    → ここは「誰が見ても分かる音楽性」ですね。

◆二重目(不可視/精神的な層)

  • 五感・六感・魂・精神で捉える音(隠れた音や余韻、響き)
  • 感じること・インスピレーション
  • 即興でストーリーを描く力(物語性)
  • 観客・ジャッジとの対話/コミュニケーション
    → ここは「見えないけれど確かに伝わる音楽性」。スピリチュアルかつ即興的。

「二重の音楽性」とは、

  1. 目に見える“音の可視化”(リズム・メロディ・構造を身体で表す)
  2. 目に見えない“音の精神性”(響きや余韻を感じ取り、観客と共有する)

この両方を同時に成立させることなんですね。

すごく面白いのは、

これは アフリカの音楽的感覚(リズム・ポリリズム) と 

日本舞踊の余韻や間の美学 が交差していて、

さらに HIPHOPの即興性 まで含まれている点です。

なぜ二重の音楽性が素晴らしいのか、わかりますか?

二重目は、芸術:アートのチカラです。

アートは、発展、繁栄するからです。

リミットがなく無限なんです。

発展、繁栄するということは、ダンスの技術だけの話ではなく、生活も、経済も、人生も、社会も全てが豊かになるってことなんです。

一重だけでは、限界があるんです。

この話は、これからの繁栄の時代と共通点があります。

物質的な豊かさから、精神的な豊かさへ時代が変わる今、【二重の音楽性を体得することが真のミュージカリティーだ】、という時代に突入するのです。

ごめんなさい、日本のバトルの審査力は、本当に残念だ、、、、、、とChicoは分析しています。

いいダンサーと審査力は別物です。

このままでは、感性も伸びないし、いいダンサーが育たない、世界で通用するダンサーは育たない。いい才能が潰されてしまいます。

日本の芸能界、政治、全部、、、、同じことになっています。

グローバルな視点は、本当に大事です。日本にいるから関係ないや、、、じゃないんです、日本が豊かにならないんです。

このままだと、繁栄しないんです。

本当に今、真剣に考えるべきテーマだとChicoも私も思っています。

あなたのダンスの何か、ヒントになれば嬉しいです。

他人の価値観に振り回されないで!!!!自分の才能を諦めないで欲しいです。

まだまだやれること、チャレンジできることがたくさんあると思います。

アカデミーふぇちゃるまのチャレンジ、そして私自身も、自分のチャレンジが、【新しい価値観の提案】と思って、挑んでいます。

新しい時代に向けて、日本を諦めずに、期待して、Chicoも私も成長してゆきたいと思います。

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